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2015.07.12-13 八ヶ岳(赤岳~横岳~硫黄岳)2日目
八ヶ岳

前回のあらすじ
八ヶ岳の主峰赤岳に挑戦したわたくし。歩きながら壮大な八ヶ岳の姿に心躍らせ、快適な行者小屋と冷たい麦酒を楽しみ、翌朝の山頂でのご来光に備えて20時に就寝。のはずが、心地よい昼寝のせいで寝付けず…。
さあ、無事に早起きして、山頂でご来光を拝むことができるのか!?

――ということで、ここから栄光ある(?)八ヶ岳ご来光登山の記録が始まるわけです。
が、まことに残念ながら前半は夜間の山行のため、ろくな写真はありません←
夜間の山行はそれがネックだなぁ…

どうぞ読者諸賢の溢れんばかりの想像力で補ったうえでお読みください。笑

----------------

午前2時。草木も眠る丑三時。なんとか無事に目覚めることができました。
ふだんは朝起きるのが苦手ですが、山ではなぜか起きられるという不思議。笑

この夜は天の川が見えるほどのいい天気(iPhoneでは撮れなかったので写真はありませんが笑)。
流れ星も見え、なんとも幸先のよいスタートです!
こういうところに日頃の行いが出るのでしょう(・`ω・)ドャァ←

行者小屋から赤岳までは、最短ルートの文三郎尾根を選択。しばらくは樹林帯の中を歩きます。
このルート(に限らないのかもしれないけど)、約1.2kmの道のりで標高を500メートルほど上げる、なかなかの急登…笑
気合が入ります!

IMG_0181.jpg
しばらく歩いて樹林帯を抜けると、いよいよ稜線の上へ。
植物の背も低くなって、一気に高山の雰囲気に。こんな階段ハシゴがいっぱいです。

それにしても、夜の高山の雰囲気はとっても不思議。
ヘッデンを消すと、あたりは漆黒の夜の世界。頭上には星が輝き、麓の街には人びとの暮らしの明かりが灯る。そして、遠くにはヘッデンの光がいくつか見える。
聞こえてくるのは風の音と、あとは自分の足音、いくぶん荒い呼吸の音だけ。
まるで、宇宙にたったひとり取り残されてしまったかのような、現実なのか夢なのかも分からない不思議な感覚に陥ります。

IMG_0189.jpg
鉄階段や梯子をいくつも越えていくと、文三郎尾根分岐に。
ここからは御小屋尾根に合流。阿弥陀岳を背にして、赤岳を目指します。
歩けば歩くほどに、正面のいかつい赤岳の影が近づいてくるのが感じられます。

いよいよラストスパート
山頂付近の、ゴツゴツした岩肌を登っていきます(写真ないけど笑)。

しかし、このあたりで急にガスがかかってきて、視界が悪くなってきました。
風も強く吹きはじめ、「ヴーヴー」と岩の間を抜けていく風の音が、まるで雪女の唸り声のように、あたりに響きます。
それでも、岩肌にへばりついて必死に山頂へ…!

IMG_0196.jpg
午前3時58分。
行者小屋出発から2時間。ついに標高2,899M、八ヶ岳最高峰、赤岳登頂です!
しかし、山頂は猛烈なガスガス&暴風。こういうところに日頃の行いが(←こういうのをブーメランといいます
さぞ達成感もありなんと思いきや、あまりの暴風と寒さ、そして寂しさ(行者小屋から誰にも会ってない)で、登頂の達成感もろくに味わえず…

IMG_0197.jpg
とりあえず、山頂の赤岳頂上山荘に避難しました。(休憩は200円だか400円だかをチップ箱に入れるシステム)
ご来光、見られるといいなあ…。

そして、4時半過ぎ。日の出の時刻ですが…

IMG_0198.jpg
残念(>_<) 猛烈にガスっていました。(これでも雲が切れたマシなタイミングで撮ったのです。泣)
今回のご来光登山は残念ながら敗退となりました。
ここまで頑張って上がったのになあ…

こんな天気だったので、御来光を信じて待つもの好きな人は数人でした。いや、本当に「ご来光は見れる!(希望的観測)」と待っていたのは自分だけだったかもしれない。

そんな中、ひとりの山好きオーラを身に纏ったお姉さんに話しかけられました。この人がのちに山仲間になることになる、ちゅーたさんでした。
(さっそく我がブログをリンクしていただきました。ちゅーたさんのブログは、誰かのとは違って山の楽しさがひしひしと伝わってくる素敵なブログなので、こちらでご紹介させていただきます。ねずみのやまのぼり

ちゅーたさんに、夜中、行者小屋から上がってきたこと、さくっと地蔵尾根から下る予定であることを告げると、「横岳と硫黄岳を回って下りるルートはすっごく面白いですよ!」というアドバイスが。

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たしかに、ここから横岳へと続く稜線を歩いたら、きっと楽しいに違いない。
それに、このままさくっと下りたら、おそらく不完全燃焼感が拭えないであろう…
――思考すること5分。せっかくなので予定を変更し、赤岳から横岳、硫黄岳の縦走をすることに!

IMG_0215.jpg
幸運なことに、山頂付近もだんだん晴れてきた!
見えているのは奥秩父方面。空模様が不穏で、なかなかカッコいい。

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朝食をとって、いざ出発。自分でも思いがけず、八ヶ岳の縦走の始まりです!
それにしても、なんて魅力的なトレイル。自分はこういうところが歩きたくて山に来たのだと気づきました。
急坂の下に見えるのは八ヶ岳展望荘。あそこからは堂々たる赤岳の姿が見えることでしょう。

IMG_0234.jpg
赤岳展望荘への急坂を下る。
この日は気を抜くとふっとばされそうな猛烈な爆風。風の強いタイミングはしゃがんで耐え、ちょっと弱まった隙にダッシュで下りるのをくりかえすこと十数回ほど… なんとか無事に爆風ゾーンを脱出しました。
こんなのなかなか体験できないね!笑

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雲海も強風で大時化。荒れ狂う雲がまるで本物の波のよう。こんな日があってもいい。
しかし、穏やかな日もあれば、荒れ狂うこともある。「雲海」とは、昔の人もうまい喩えをしたもんだねえ。

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稜線上から赤岳山頂を振り返ると、もうあんなに小屋が小さく…
高い山に登ると、こういう景色が見られるんだなぁ!

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雲海の彼方に浮かぶ孤島、富士山
ほんとうに奇麗に整った稜線。これだけどこから見ても「あっ、富士山!」って分かるような山、きっと世界にもそうそうない。
それが日本の最高峰でシンボルだなんて、ちょっとでき過ぎている気もするね。

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横岳へと向かう道。このゴツゴツのトレイル、わっくわくだね!

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なんてアスレチックなはしご!

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標高 2,829M、横岳登頂!
ここまで写真を撮ったり景色を眺めながらおやつ食ったりと、のんびり稜線歩きを楽しんでいたら、横岳山頂の手前で赤岳山頂で出会ったちゅーたさんに追いつかれました。ちょっと嬉しい!
せっかくなので、途中まで一緒に歩くことに。横岳山頂での富士山とのツーショットも撮っていただきました。笑

そして爆風の中、次なる目的地、硫黄岳へと向かいます。

IMG_0296.jpg
硫黄岳。名前からして「いったいどんなダンジョンなんだ!」と思わずにはいられませんでしたが、いざ対峙してみると、まるで丘のような山容。いつまで続くとも知れぬ、なだらかそうで、なかなかメンタルを削られる坂が続きます。
すっきり晴れて穏やかな日だったら、きっと素敵なピクニックを楽しめる事でしょう。が、ガスるとルートロストの危険もある侮れない道。そんなときは…

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ケルンー!(ドラ●もん風に)
こいつを頼りに進みます。

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そのまま硫黄岳も登頂!
硫黄岳の山頂から眺める赤岳は、すごくカッコいい。そして、その名前にも納得な赤さ。

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硫黄岳名物の爆裂火口を覗き込む。
なんて大迫力…!
この大迫力の火口を目の当たりにして、僕はとなりのちゅーたさんに「硫黄岳って火山なんですか?」という、ものすごく間の抜けた質問をしました。
八ヶ岳は長野県の諏訪地域、佐久地域と山梨県にまたがる大火山群です。しっかり覚えて恥をかかないようにしましょう。(それは自分だけか)

※下山途中はiPhoneのバッテリー死亡のため、残念ながら写真なし。

硫黄岳のちょっと先、赤岩の頭から下山。楽しかった稜線歩きも、ここまででおしまいです。
山から下りるのがこんなに寂しいものだとは、ここに来るまでは思いもしませんでした。

樹林帯はさくっとハイペースで下山。
途中の赤岳鉱泉で休憩するちゅーたさんと別れ、僕は11時20分の茅野行きのバスを目指して下ります。

IMG_0310_2016030122204416a.jpg
11時32分、下山終了。もう10分ちょい早ければ一本早いバスに乗れたなあ…
次のバスは14時台。登る前にも気になっていた八ヶ岳山荘にてビールとお風呂でのんびり休憩です。
(でも、結局山荘に立ち寄った方に車で茅野まで送っていただきました。ありがとうございました)


登るまえには、自分には高いハードルであったこの八ヶ岳登山。
しかし一度ハードルを越えてしまうと、それまで「すごい」と思っていたことがいつの間にか「普通」になっている。
そうやっていつの間にか、過去の自分から見ると「すごい」ことができるようになっているのかもしれない。

なーんてことを思いながら、今回の山行の記録を締めさせていただきたい。

以上!

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コースタイム
◆1日目
1120 美濃戸口 発
1212 美濃戸
1413 行者小屋 着
◆2日目
0220 行者小屋 発
0317 文三郎尾根分岐
0358 赤岳山頂
0406 赤岳山頂小屋 着
0620 赤岳山頂小屋 発
0700 地蔵の頭
0742 三叉峰
0803 横岳山頂
0828 硫黄岳山荘
0848 硫黄岳山頂
1055 美濃戸
1132 美濃戸口
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